2015年1月7日水曜日

第9回「海外と日本の医療」

ご無沙汰しております。
みんくるカフェ大分代表のえとぅです。

12/7(日)に、お気軽健康食堂「すり~む」さんで、「第9回みんくるカフェ大分」を開催致しました。

すっかり、クリスマスモードでした。

さて、第7~9回は、「地域医療」をテーマに開催し、今回は、「海外と日本の医療」。
スピーカーは、2014夏に、デンマークとザンビアに行ってきた、大ちゃん、渡辺大(大分大学医学科4年)でした。


・デンマークでは、高い税率の代わりに医療費が無料である話。小児の入院患者用のキッチンの話。などなど興味深いことがたくさん聞けました。

・ザンビアのある話が僕の中では特に印象的でした。スーダンでは診療所が村にあるだけで幸せと言える状況だそうです。
看護師+地域のボランティアのおじちゃん達で運営されている診療所の話をして頂きました。
おじちゃん達は、週に3回診療所で、無給のボランティアをしているそうです。
農作業などすることはあるにも関わらず、週に3回も自分の時間を使う・・・。
「地域は自分達で守る」という私たちが忘れつつあるものが、当たり前のようにザンビアではされていると感じました。



大ちゃんより
「 デンマークとザンビア、どちらも自分が感じてきたことを話させてもらったのですが、皆さんがより

ザンビアの話に興味を持たれたのが個人的に印象深かったです。環境は違えど、それぞれの人が

やれることをやれるだけやっている、ということをお話ししたつもりです。 」


テーブルでの対話&ファシリテーターの感想です。



・テーブルメンバーが、それぞれ地域の中で活動をしている、もしくは、積極的に参加している、ということもあったのか、地域医療に対するイメージがとても柔軟だった様に思います。「いつも病院に来ているあの人が今日は病院に来ていない。ひょっとして病気なのでは?」というエピソードが個人的に大好きです。最後に、地域医療を良くして行くためのキーワードとして、メンバー全員が「人のつながり」を提示してことがとても印象的でした。


・文化の違いなどから、「幸せ」の話になりました。
バブルの時代は何で買えたけど、「ブランド品を競って買ったり」で嫌だったという方がいました。
その頃は、モノを持っている方がスゴイって時代だったのかもしれないです。
幸せに生きるには、小さなことに喜びを感じるアンテナを常に持っていることだと思いました。


・海外生活のない人から見ると絵空事のような話でピンと来なかったみたいですが、それでも、各々の数日間の海外体験の中で、海外での「トイレ」と「衛生」と「健康診断」の話でとても盛り上がりました。


・テーブルにも小地域ネットワークの方がいらして、独居老人一人に、二人の担当がついて安否確認をしたり、認知症かな?と感じたりしたら、包括支援センターへつないだり、ケア会議をしたりと、そういった活動を20年前からしているとのことです。
そこの問題点としては、予算不足、後継者不足。公的なお金がおりないことから若者を雇うこともできず、結局、老人が老人をみるという老老介護的なことになっている。今後の目標として、気軽に集まれる寄り合い所を作りたいと。
高速道路はできたけれど、それによって福岡に気軽に行けるようになり、県内での消費が減っている。もっと地元でお金を使うと地元が活性化するのに。



テーブルでの対話の後は、おまちかねの「美肌ランチ」を頂きました。
すりーむさん、いつも美味しいランチ、ありがとうございます。


さて、2014年2月から始まりました、みんくるカフェ大分ですが、早くも次回は10回目です。
これも参加をして下さった皆様、このブログを読んで下さっている皆様の支えがあったからだと感じております。
2015年も、「市民・患者と医療者を対話でつなぎ、コミュニティの健康を考える」みんくるカフェ大分を宜しくお願い致します。


~今後の予定~

「第10回みんくるカフェ大分」 テーマ:食と健康
   118日(日)10:0013:00 (9:45受付開始)
   所 : お気軽健康食堂『すり~む』 (大分市上宗方544-1グリーンシティ雄城台1F)
参 加 費: 1000円(ランチ代込み)


お申し込みは、こちらまで(minclecafeoita@gmail.com
お名前、当日緊急用の電話番号をお送りください。

また、第11回、12回は以下の予定です。
11回 222日(日)

12回 4月12日(日)

皆様のお越しをお待ちしております。​









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