2014年12月25日木曜日

第8回「郡部の医療、都市部の医療」

皆さんこんにちは!

みんくるカフェ大分事務局のだいちゃんこと渡辺 大です。


かなりご報告が遅くなって申し訳ありません!11月に開催いたしました、みんくるカフェ大分第8回「郡部の医療、都市部の医療」の開催報告をさせていただきます。






今回は、みんくるカフェ大分にとって初めてが2つありました。



ひとつは、初めて他の市で開催できたこと
もうひとつは、初めて赤ちゃんが参加(0歳児が2人も)してくれたこと。
0歳から60歳まで、今回が一番、いろんな年代の人がいたように思います。


というか、今気付いた。
子供が来る、いや来れると、一緒に若い親も参加してくれるからそう思えるんですね。
(当たり前か)




そして、さらに、自分にとって素敵なことがひとつありました。
今回のゲストスピーカーは、地元で地域医療を支えてきたお医者さんでした。




「ここでの医師の目的、それは”死なすこと”だと私は思っています。病院の外でも、ここでは患者さんたちとの関係が終わることがありません。ある病気を治しても、年をとって、また私の前に現れる。また治して、また年をとって、、、それが続きます。だから、”死なすこと”が私の目的です」








先生はそこまで言ってから、ちょっと子供たちの方を見て、

「ま、今からどんどん元気に生きていく人の前で死について言うのも、縁起が悪いですが・・・・」

と、遠慮がちに付け加えました。


このワンシーン。


「様々な年代の地域の人たちがいる中で、その地域を支えている医療者と、死も含めた話をざっくばらんにする。」


この絵が、見たかったんだなぁ、自分は。

まぁ、今日見られたこの瞬間は、まだ本当に「切り取られた絵」でしかありませんが。
見たいものがひとつ、一瞬だが見られた。少し幸せ。



それでは自分の感想を少々。


テーブルテーマ「病気になって困ったこと」


「病院にかかるお金がない」
「難病にかかったときに大分県には専門の先生がいない」
「信じられる情報がほしい」
「どの医者が信じられるのか分からない」

など、様々な意見が出てきました。






その上で今回自分にとっての気付きは、

誰しもが信頼できる一人目の医師がほしい。
『信じられる情報』ではなく、『信じられる人からの情報』がほしい。

一人目の医師は、
”その先生の言うことなら”
という関係を築ける人格者であること。
(実は一人目の医師の”専門”は二の次なのだろうか?)

ということでした。

まぁ、最後の一言は、正直まだわかんないです。
ただ、患者さんに向かう姿勢と、その専門科に関係がないことは、これまでいろんな先生たちが背中で教えてくれました。

毎日毎日、精進していこう、という思いを新たにした一日でした。


それでは、またみんくるカフェでお会いしましょう。失礼いたします。

だいちゃん


今回お邪魔したのは国東の富来茶屋さま。地域の作物や加工品が売られています。
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2014/04/19/121811


おなじみ、ランチタイム!子供から大人まで、皆でワイワイ!


今回のお料理は、なんと「薬草料理」。わたしもはじめて知ったのですが、東日本大震災で食べ物が得られなかったことの教訓から、食べられる野草を知っておこう!という運動もあるようです。
初めて食べる菜っ葉ばかりでしたが、どれも美味でした!また、お邪魔したいです。