2017年7月2日日曜日

第34回「認知症の方との向き‘‘愛”かた」

こんにちは、フジモンです。
611日(日)に別府鉄輪温泉 かんなわゆの香(大分県別府市御幸4)にて、第34回みんくるカフェ大分を開催致しました。


今回はみんくる初の旅館での開催で、さらに旅館併設の釜で地獄蒸し体験も行いました。

地獄蒸しでは、蒸しパン、バナナ、リンゴ、そしてジャガイモなどを蒸しました。
果物を蒸すというのは初体験でしたが、想像以上に美味でした。


そして本会では「認知症の人との向き“愛”かた」​をテーマに、認知症の第一人者で認知症サポート医の山内勇人さんをゲストにお招きし、認知症について語って頂きました。

山内さんは、認知症サポート医として高名な方であり、年に沢山の講演会を行っております。
今回は多忙な中、スケジュールを調整してゲストスピークを行って頂きました。

さて、本会では認知症といっても病態や治療方法をメインとせずに、どうやったら認知症の方が住みやすく、認知症を隠さずに周り全員がチームとしてサポートしていく地域づくりを行えるかをメインとして話して頂き、それをもとにテーブルトークで沢山の語り合いをしました。

認知症は将来自分や自分の周りの人がいつ発症してもおかしくない、とても身近なものとなりつつある疾患です。

それとどう向き合っていくのか、多くの意見が飛び交っており、とても有意義な時間を過ごせました。

さて次回予告です。
次回は呼吸器外科をテーマにやります。

みんくるカフェ初の外科医の世界になります。
-----------------次回予告-----------------------
テーマ:「ガン治療の現在-肺癌を例に-

   730日(日)10:0013:00 (9:45受付)

   :いまじんプラスワン食堂(大分市田中町15組の2)

費: 1,000円(食事代込み)

ゲストスピーカー:小副川 敦さん(呼吸器外科医)


参加申し込みは、minclecafeoita@gmail.com宛に、

 
・お名前と所属
・当日連絡用の電話番号
・移動手段
をお願い致します。
皆様がお越しになられるのをお待ちしております。

2017年6月2日金曜日

第33回「健康×温泉×車椅子」


こんにちは、フジモンです。

5月のみんくるカフェ大分はNPO法人ゆぴあ代表土谷雄一さんをお呼びし、「健康×温泉×車椅子」をテーマとし、温泉の泉質やその効果を軸にして温泉が私たちの健康に及ぼすプラスの効果、そして土谷さんが活動している車椅子障害者の方々が温泉に入って頂く「車椅子温泉道」について語って頂きました。


テーブルトークでは、
車椅子の方が車椅子のまま温泉に入るためにはどのような環境が整っていれば良いか?
車椅子の方々に対して温泉にはどのような障害があるのか?
参加した皆で考え語り合いました。


そして最後に土谷さんから考えて欲しいと言われたのが、下記です。


心のバリア 

手を差し伸べたいけど、どうやっていいのかわからない

障害者に対する遠慮、特別扱いする気持ち


明確な答えはないと思いますが、それを皆で考えるのだけでも十分有意義な時間だったと思えました。

また、今回は”元喜玄気”さんの薬膳弁当をお昼に食べました。

美味しく食べて健康になれることを意識できました!



さて次回予告です。

次回は認知症をテーマにやります。

-----------------次回予告-----------------------

日時:6/11() 13:0015:00

場所:かんなわ ゆの香(大分県別府市御幸4)

ゲスト:山内 勇人さん(認知症サポート医)

参加費:1,000(ドリンク代含む)

 

参加申し込みは、minclecafeoita@gmail.com宛に、

・お名前と所属

・当日連絡用の電話番号

・移動手段

をお願い致します。

皆様がお越しになられるのをお待ちしております。

2017年4月28日金曜日

第32回「健康~心理学で生活習慣改善~」

こんにちは、フジモンです。


4月23日(日)に太陽の家(大分県別府市大字内竈(うちかまど)1393番2)で第32回が開催されました。


今回はゲストとして、大分大学福祉健康科学部心理コース講師の岩野卓さんにお越しいただき、
「健康~心理学で生活習慣改善~」というテーマで語っていただきました。


岩野さんには、心理学の知見から生活習慣を変えるための下記3 つのコツをご紹介してもらいました。


① 環境に注目する
行動が変わらない原因を,個人に求めることは間違いであり、効率も良くない。環境の調整から始めましょう。


② 「正したい反射」に負けない
正したい反射とは,「相手の言動を正したい」という反応で、説得や説教などが代表的ですが,これで行動は変わりません。
正したい反射が出そうな時は,グッとこらえる。


③ ホメて伸ばす
行動は,直後に起きた結果で変わります。
原因よりも結果が大切で、1 ミリでも前進したならホメましょう。
今回は大分大学の新入生に積極的に声をかけ、福祉健康科学部の新入生が5名も参加をしてくれました!

みんくるカフェ大分は、4月から私フジモンが新代表となりました。
新体制の第一回目は、とても雰囲気の良い会となりました。


新入生が沢山意見を言ってくれた上、「勇気を出して参加して良かった!」という感想も貰え、嬉しい限りです。^^


下記、テーブルトークで書いて頂いた模造紙の一部です。

引き続き、みんくるカフェ大分では皆様が楽しんで頂ける会を目指します。

これからもみんくるカフェ大分を宜しくお願い致します。

-----------------次回予告-----------------------
日時:5/21(日)10:00~13:00(9:45受付開始)
場所:不老泉(別府市中央町7番16号)
テーマ:「健康×温泉×車椅子」
ゲスト:土谷雄一さん(NPO法人ゆぴあ代表)
参加費:1,000円(昼食代含む)

参加登録は、minclecafeoita@gmail.com宛に、
・お名前
・当日連絡先(電話番号、メールアドレス)
・交通手段
をお願い致します。

皆様がお越しになられるのをお待ちしております。

2017年3月21日火曜日

第31回「医師0年目の今、僕らの街に必要なことって?」

こんにちは。
事務局長をやっていますフジモンです。
2017年3月5日に実施しました第31回みんくるカフェ大分の報告を致します。

今回はゲストとして、みんくるカフェ大分創設者であるえとぅーさんこと、衛藤祐樹さん(医学部医学科6年)にお越しいただきました。

場所はいつもお世話になっているfrogeye(フロゲヤ)さんで行いました。

えとぅさんには、みんくるカフェ大分創立過程とその後の活動を通じて自らが学んだ事、そしてこれからの医師としての展望を語って頂きました。

ゲストスピークを通じ、参加者の方々には医師0年目であるえとぅさんの心境を感じ取って貰いました。

えとぅさんはみんくる創立者としてたくさんの人々と出会い、そして色々な経験をされました。
きっとその一つ一つが、医師への大きな糧になるのだと感じました。


テーブルトークでは、
・「あなたの幸せは何ですか?」
・「自分と周りを幸せにできる事は何ですか?」 等を皆で自由に話しました。

勿論、幸せにに対する答えは各個人違います。

それぞれが仕事を通じた達成感、使命感から、小さなマニアックな事(笑)など、
テーブルトークを通じてたくさんのことを共有し、皆が有意義な時間をすごせました。


また、個人的に発見だったのは、相手や周りを幸せにさせることは、
「まず自分が幸せになること」も大事だということで。
自己犠牲ばかりだと思っていた自分への新たな価値観の発見でした。
えとぅさんは4月から長崎県の病院で研修医として働きだします。
みんくるカフェ大分からの第一号の医師として、これからの活躍をお祈りしております!

2017年2月19日日曜日

第30回「認知症の方との接し方」

んにちは。
事務局長をやっていますフジモンです。

2017219日に実施しました第30回みんくるカフェ大分の報告を致します。
医療コミュニケーションの5回目である今回のテーマは「認知症の方との接し方」です。
今回は「認知症の方との接し方」をテーマとして、大分県認知症介護指導者である工藤美奈子さんをゲストにお招きし、認知症の方への接し方についてお話をして頂きました。

会場は、工藤さん自身がオーナーであり、またみんくるカフェで過去に何度も使用させて頂きました「いまじんプラスワン食堂」で開催しました

工藤さんには、認知症は誰でも成り得るものであることを踏まえつつ、認知症の方にどのように接すれば良いのか、サポートをどうすれば良いのかを実際の経験を交え語って頂きました。

お話の中で印象に残ったのは、認知症の方は感覚機能は正常であるが、それを受け取った脳内での処理にズレが生じ、本人自身にはそのズレの認識がないという事です。

また、認知症を発症していても、それぞれに個性があり生きていた中で蓄積した経験には違いがあります。

認知症の方々に接するときは、ただ相手を認知症だからと固定観念で決めつけず、11人相手に歩み寄ったコミュニケーションが大事になってきます。

テーブルトークでは、認知症が身近な症例であるため、近親者が発症した場合の実体験をもとに沢山のトークがあったようです。

また、今回は大分大学医学部からの学生参加者が多く、実習や講義で扱った内容を踏まえたトークも沢山聞こえてきました。

各テーブルトークでの発表はいつものみんくる学生スタッフだけでなく、参加者の学生にもやって頂きました。

これから日本は高齢化社会進み、4人に1の割合発症する認知症増加の一途をたどります。 
そんな社会の中、どう認知症と向きあっていくのか、これからも私たちは常に考えていきたいです。

以上簡単ですが、30回目の報告を致しました。
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次回は、vol.313月)第9ターン6回目「医療コミュニケーション~医師と患者と学生~」

日時:35日(日)10時~13時(会場940分)

場所:EngawaCafé FROGEYE(最寄駅大分駅)

ゲストスピーカー:衞藤祐樹氏(大分大学6 みんくるカフェ大分創立代表者。)

次回は、みんくるカフェ創設者である「えとぅーさん」にゲストスピーカーをやって頂き、みんくるカフェ大分創立の中で何を学び、どう成長できたのか、また今後期待するみんくるカフェ大分の行く末について語って頂きます。
参加申し込みは、minclecafeoita@gmail.com

皆様のご参加お待ちしております!

「いまじんプラスワン食堂」についてはこちら 

第29回「手話通訳者・要約筆記者・通訳介助者って知っていますか」

こんにちは。

事務局長をやっていますフジモンです。

2017122日に実施しました第29回みんくるカフェ大分の報告を致します。

医療コミュニケーションの4回目である今回のテーマは「手話通訳者・要約筆記者・通訳介助者って知っていますか」です。
今回は大分県聴覚障害者協会で派遣コーディネーターをされている小翠 早苗さんをゲストスピーカー、そして手話通訳士として宋真衣さんをお招きしました。 

小翠さんには医療現場に関わらず、多方面で目にすることが多くなった聴覚障害者に対して情報保障をする通訳者についてのお話をして頂き、宋さんにはその内容を実際に手話通訳して頂きました。

手話通訳を見るのは初めてだったので大変勉強になりました。

また、ゲストスピークでは、参加者を交えた医師・患者・手話通訳士の三役を設定したロールプレイングを行い、医師が診察でどこに視点を置きやすいのかを説明して頂きました。
やはり、患者が聴覚障害者であった場合、診察ではどうしても通訳士側に意識がいってしまいそうです。

気を付けたいところですね。

テーブルトークでは、聴覚障害者に対してどうコミュニケーションすれば良いのか、また実際に聴覚障害者を街頭で見かけた場合の対応方法をどうするかなど、各々のテーブルで深く議論し、そして各テーブルのファシリから発表して頂きました。


最近では聴覚障害者へのコミュニケーション方法として、スマホやipadのアプリを使うなども有用だそうです。

写真は画面の向きを変えずに文字でコミュニケーションが取れる「筆談パッド」です。 
最後に大分聴覚障害者協会が配布している手話カードを貰いました。

これがあれば、イザと言うときに簡単な手話ができるかもしれませんね。^^



以上簡単ですが、29回目の報告を致しました。

また、皆様にお会いできるのをお待ちしております。

 
みんくるカフェ大分に関するお問い合わせはこちら
 minclecafeoita@gmail.com

2017年1月25日水曜日

第28回「医療コミュニケーション」

はじめまして!カトウと同じく、今年から新しく入ったみんくるカフェ大分学生スタッフのモモカと申します。
これからよろしくお願い致します。

更新が遅れてしまって大変恐縮ではございますが、今回は11月13日(日)に開催した第28回みんくるカフェ大分の報告を致します。

今回は医療コミュニケーション第3回目ということで、大分大学 福祉健康科学部 社会福祉実践コース教授の隅田好美先生をゲストスピーカーとしてお招きし、第1回、2回目の医療の立場とは違う、福祉からみた医療をテーマに取り上げました。
隅田先生は、歯科衛生士として働いた後に社会福祉士の資格を取得したことで、医療的な視点と福祉的な視点をもつことの大切さを実践的に経験してきた先生です。「病いとともに生きるための支援」や「社会福祉士と歯科衛生士の知識を融合させた研究」など、様々な研究に取り組んでいます。

場所は、大分大学旦野原キャンパスに新設された大学生協食堂で行いました。

↑新しくなった大学生協食堂✨

ゲストスピークでは、医学、社会福祉それぞれの考え方、患者・クライエントの捉え方、アプローチ方法についての違いや社会福祉のニーズ、また医師、患者、家族、社会福祉士の関係性について理解を深めるお話をして頂きました。ゲストスピークの中で、医療と福祉にはどのような違いがあるのか、互いを比較しながら説明して頂くことでわかりやすく理解することができ、とても勉強になりました。

ゲストスピーク後は、恒例のテーブルトークです。私が参加したテーブルでは、主にゲストスピークを聞いて自分が感じたことや医療、福祉、患者それぞれの立場における捉え方のズレについて中心的にお話しました。特に、ゲストスピーク中に取り上げられた医師の病気の告知についての意見交換では、患者が自分の将来について見据えながら病気と向き合う手助けをするために、医師や医療ソーシャルワーカーはどのようなアプローチをしていくべきなのか、また、患者の価値観に寄り添って支援していくために心掛けるべきことについて、たくさんの意見が飛び交いました。盛り上がったトーク内容は、どれが正解なのか答えを見つけることは難しいけれども、互いの立場のズレや患者の価値観を知り理解し合うために出来ることはたくさんあるのではないか、というまとめに辿り着きました。

  ↑今回のお菓子は、おはぎのみ
    つあんさんのおはぎでした✨
    小ぶりでほどよく甘いおはぎ
        で、とても美味しかったです!

では、また皆様とお会い出来る日を楽しみにしています。これからもみんくるカフェ大分を宜しくお願い致します。

みんくるカフェ大分に関してのお問い合わせはこちら↓
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