2014年7月29日火曜日

第6回 2-3 小テーマ「隣の人が認知症になったらどうする?」 担当 衞藤

第2ステージ「老いる」 第3章 「大分で認知症とどう生きる」 
  小テーマ「隣の人が認知症になったらどうする?」 担当 衞藤

テーマは、「隣の人が認知症になったら?」といった<(他人)×(家族)>を担当させていただきました。


 


隣の家の人が認知症になったらあなたはどうしますか?という問いで進めました。
実際に今、そのような状況で困っている方もおり、色々な意見を聞くことができました。

・茶話会をして帰る
・会った時に世間話をする
・一緒にゴミ出しに行く。買い物を手伝う。
皆、できるだけ手伝いという思いでした。
”独居の場合、老老介護の場合、息子夫婦がいる場合” などと同じ”隣人”でもケースは様々で、
特に、家族がいる場合は「どうしようもない」という声が多数あがりました。

どうすればいいか? 
今回のゲストスピーカー藤田さんが勤める 「認知症と家族の会 大分県支部」
http://www.alzheimer.or.jp/?page_id=439
また、
・地域包括支援センターに連絡する
http://www.city.oita.oita.jp/www/contents/1237971975687/ (大分市のホームページです)
色んな悩み・疑問を解決してくれるそうです。

自分で考える前に、まずは相談してみると良いと思います。


さて、本題の「どうすればいいか?」からは、話がそれますが、このような話で盛り上がりました。
例えば、「親が認知症だが、息子が仕事、奥さんは仕事&介護疲れ」の場合。
隣人として、何かしてあげたいけど、おせっかいと思われても・・。
確かに、隣人の子育てを手伝ったり、掃除を手伝うことは今の世の中、「普通に考えてめったにない」と言っても過言ではありません。
ましてや、自分の親が他人の世話になるなんて・・。

でも、本当に必要なことは、「困っていたら、声をあげること」と思いました。
65歳以上の15%が認知症の日本。誰もが認知症と向き合わなければいけない。
家族だけではなく、地域で認知症と向き合わなければいけないです。
だからこそ、日頃から挨拶だけでもいいからコミュニティ作りをして、そして困ったら声を出す勇気が大事。
だと感じました。


2014年7月28日月曜日

第6回 2-3 小テーマ「認知症と健康的な老いとの境目ってなにか」 担当 植田

第2ステージ「老いる」 第3章 「大分で認知症とどう生きる」 
  小テーマ「認知症と健康的な老いとの境は何か?」 担当 植田

テーマは、「認知症と健康的な老いとの境は何か?」といった<(他人)×(社会)>を担当させていただきました。
 
このテーブルのテーマは難しくなかなか判断の難しいところではありますが意見をまとめてみると
 ≪認知症≫
   本人も周囲も困る
   感情自体が弱まらない(喜怒哀楽はある)
   (介護の立場から見ると)可愛いと思える。健常の状態で押さえていたものが出てくる
   長寿の時代となったので目立つようになった。
   親しい人が受け入れられない状態で家族が受け入れられてないことが多い。
   一番頑張っている(エネルギッシュな)人

 ≪健康的な老い≫
   記憶ははっきりしていて身体的機能が衰えている状態
   生きがいを楽しんでいる状態
   身体の衰えに比例し感情の強弱も衰える(喜怒哀楽の差がない)


認知症の当人からしてみれば環境の変化(デイケアといった施設など)に入れることで新しい環境になじめないことが多いので変えないでいてほしい。

2014年7月27日日曜日

第6回 2-3 小テーマ「認知症は誰が見る」 担当 葉月

第2ステージ「老いる」 第3章 「大分で認知症とどう生きる」 
  小テーマ「認知症は、誰が見る?」 担当 葉月

こんにちは、みんくるカフェ大分では、いつも裏方をやっていました葉月です。
前回は、事故のため入院していましたが、今回、初めてのみんくるカフェ大分でのファシリテーション、頑張りました♪

私のテーブルで話した内容をシェアさせていただきますね。

まず、テーマは、「認知症は、誰が見る?」といった<(自分)×(社会)>を担当させていただきました。

<参加者の声>
家族がみる
 長男の嫁が見る
 平日は施設、休日は、家族が見る
 痴呆症の方は、家に帰りたいという人が多い
 介護者のメンタルケアが一番重要
 軽度は、家族、重度は、専門家が入った介護
 親身になってくれる人
(仕事を辞めてまで、自分の人生よりも親の介護を優先する)子ども

といった声の中で最も大きな声は「介護者のメンタルケア」の必要性でした。
その環境の不充分な中で続ける介護は、介護する人自身の精神を摩耗するというもの。

そのための公的支援はなく、私的支援も理解がない中では共倒れになることも考えられます。

誰が見るといった個人を個人で支えるのではなく、個人を集団で支える必要性があるのではという流れで終始いたしました。



第6回「大分で認知症とどう生きる?」 開催報告

こんにちは!みんくるカフェ大分実行委員 糸長(いとちょー)です。

皆様、先日は汗の滴るような暑さの中、
絵本カフェみちくさ様にお越しいただき誠にありがとうございました。

今回はお店のレイアウトを変更してみんくるカフェスタイルにさせて頂きましたが、
 普段はゆっくりと絵本を手に取りながら過ごせるとても落ち着いたカフェです。

みんくるカフェではじめてご存知になった方は(実は僕もなのですが。)
また通常営業の時にも訪ねてみてくださいね。

 






(⇒絵本カフェみちくささんのホームページはこちら


レイアウト変更と言えば、今回は皆様にお集まり頂く時間と
会場の準備時間に間が殆どなく、開始前のお時間やアイスブレイクで
着席のご案内やルール説明など、少しばたばたしてしまい申し訳ありませんでした。
よりよい時間を過ごして頂けるよう、今後の会では改善させて頂きます。

さて、今回のテーマは「大分で認知症とどう生きる?」という事で、
ゲストに公益社団法人 認知症の人と家族の会 大分県支部の藤田 淳子様を

お招きし、認知症を取り巻く現状についてお話を頂きました。

 




お話の概要は次の通りでした。
1.なぜ認知症がクローズアップされるようになったか
2.認知症とはどういうものか
3.大分における認知症を取り巻くトピックス

詳細については当日紙でレジュメをお渡しいたしましたが、
データで欲しい方がいらっしゃったらメールにてお問い合わせ下さい。

(⇒認知症の人と家族の会についての詳細はこちら

9月17日には認知症の人と家族の会さん、臼杵市役所高齢者支援課の共催で
講演会を開かれるそうです。今回の事で関心をもたれた方は是非ご参加を検討してみて下さい。






第5回の内容とリンクする形で老いとは切り離せない問題、認知症をテーマに開催した今回でしたが、皆さんの実体験からの実感がこもった言葉が飛び交い、大変理解の深まる場になったのではないかな、と感じました。

うちの祖父は晩年寝たきりで「あー」とか「うー」とか唸り声をあげる事しかできなくなっていましたが、当時まだ小学生だった僕は歳をとるとこうなるものだ、としか理解していませんでした。
 今あれが認知症だったのだと思えば、もう少しQOL(生活の質)を上げてあげられる家族の取り組みも出来たのかなぁ、なんて皆さんの話を聞きながら考えたりしました。

さて、今回のテーブル毎の小テーマは自分ごとか他人の事か、家族の問題か社会の問題か、
という考え方の軸を設けて決定しました。実際の認知症との関わりはどの視点からも必要なので
それぞれを組み合わせたパターンでテーマを設定してみましたが、いかがだったでしょうか?

(自分×家族)
認知症の何が怖い?<篠原>
 (認知症は、制限された生活をするべきか)




(自分×社会)
認知症は、誰が見る<葉月>
(家族なのか、行政なのか、地域なのか)

 

(他人×家族)
隣の人が認知症になったらどうする?<衞藤>
 



(他人×社会)
認知症と健康的な老いの境目って何か。<植田>
 

それぞれのテーブルでどんなお話が出たかについては
各ファシリテーターにまとめをお願いしますので、また追って更新しますね。



文末になりますが、ご参加頂いた皆様にはお知らせ致しました通り、
次回みんくるカフェ大分は8、9月はお休み10月19日に再開となります。

場所やテーマ等が決まりましたらメールやブログ、ホームページやfacebookページで
お知らせしますので、是非お知らせを受け取れる状態にしておいてくださいね!

時々覗くのは面倒…という方は今からでも
minclecafeoita@gmail.com
にメールで「案内希望」など少し書いてメールを送って下さればこちらからご連絡いたします!

当日言い忘れた感想や、今後みんなと話したいテーマなど、ご意見ご感想もお待ちしています!

それでは皆様、これから熱中症の気になる季節になりますが、どうぞご自愛ください。
またお目にかかれる日を楽しみにしています。