2016年10月16日日曜日

第27回「医療コミュニケーション」

こんにちは、フジモンです。
前回の反省を活かし、更新を早くやります。^^

今回は10月16日(日)に開催した第27回みんくるカフェ大分の報告を致します。

医療コミュニケーション第二回目である今回は、医師側サイドからということで中津市国保槻木診療所の馬場宏敏先生にお願いを致しました。

場所は、かんたん港園にある「ミントカフェ」にご協力を頂きました。
ありがとうございます。

馬場先生は、地域医療に多大な貢献をした全国の満40歳以上の医師に贈られる
第9回「地域医療貢献奨励賞」を2016年に受賞している、地域医療の大ベテランの先生です。

馬場先生は1983年に自治医科大を卒業後、29年間僻地医療に従事し、
現在も限界集落である中津市山国の槻木診療所で所長として奮闘されております。
 
  
ゲストスピークでは、
Ⅰ 人生90年時代と医療需要の変化
Ⅱ 医療コミュニケーションの 現状と問題点
Ⅲ 医療コミュニケーションの実際
の三つの点でお話をして頂きました。
 
 
現代は、医療の進歩もあり昔と異なり人生90年時代です。
そして患者の多くは複数の病気や障害を抱えながら暮らし続けています。
その中で、医療コミュニケーションの重要性が増しています。
 
先生曰はく、
医療コミュニケーションは意図・目的をもったトレーニングの反復で獲得・向上できるとのことです。
そのためには、患者さんの期待権に応える「責任ある診療」を心がける事が重要になります。
医療訴訟が多いこの時代、
これをやりにくい環境面もありますがこれが大事になります。

そして、医療コミュニケーションの3つの基本は 
(1)わかりやすく (2)失敗から学ぶ (3)怒らないことです。
 
上記は、言葉では簡単ですが、とても大変なことです。 
ちなみに怒らないためには
①調息(鼻から5秒間吸い込み吐くときは口からでも鼻からでも10~15秒間かける。)
②姿勢改善(ドロー・インエクササイズ) 


 
③観察妄想(脳内の実況中継=自分を空間視)が大事とのことです。
 

そして、テーブルトークでは各自の体験をもとにトークが盛り上がりました。
医師側のどんな行動・態度に不信を抱くのか?
逆にそのような事態になる理由は何なのか?
医師・患者側の齟齬を解消するための方法とは?
 
盛り上がったトーク内容は、
ファシリテーターをやってもらった、期待の一年生達に発表してもらいました。^^
 
 

一年生も徐々に経験を積み、発表もだいぶスムーズになってきました。

以上、簡単ですが27回目の報告になります。 
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次回は、第28回みんくるカフェ大分。
医療コミュニケーションの第三回目を福祉サイドからやります。
なんと、大分大学(本学)の食堂で開催予定です!
【日時】2016年11月13日13時半~15時半
【場所】大分大学旦野原キャンパス内食堂
【参加費】1000円 
【ゲストスピーカー】隅田好美先生(予定)

皆様にお会いできるのをお待ちしております。^^

 みんくるカフェ大分に関するお問い合わせはこちら
 minclecafeoita@gmail.com